ご挨拶
私達「医療法人社団康心会 康心会汐見台病院」としての歩みも既に5年が経過しております。
「人を尊び,命を尊び,個を敬愛す」の理念を実践すべく,この汐見台の丘で地域医療の中核としての役割を果たすための活動をし,これまでの医療の継続と新たな医療分野の提供を行って参りました。
内科,外科,小児科,産婦人科といった主要診療科は,従来の診療を維持しつつ,さらに各科の専門分野の充実に努めております。
小児科では,感染症,新生児を中心として入院治療を積極的に行っており,また,発達障害や不適応などに対する小児精神医療を,他施設に先駆けて,医師,心理士の協力により「心のはぐくみ診療部」として活動しています。
産婦人科は自然分娩を中心に対応しつつ,あらたに和痛分娩の対応も行っています。婦人科疾患についても,腹腔鏡手術による治療,更年期外来などで今後も対応していきます。
整形外科については,手術治療可能な体制になっており,術後のリハビリテーションは豊富なリハビリスタッフにより必要十分なリハビリテーションを提供しております。さらに,回復期リハビリテーション病棟では,様々な疾患での機能低下に対して,在宅に向けての機能回復を積極的に実施しております。
救急医療については,内科2名,外科,小児科,産科の5名の当直医を配置して365日救急対応する横浜市救急指定B病院として行動しています。
昨年来の新型コロナ感染拡大については,当院も対応に大変苦労しました.現在,空気清浄ウィルス除去装置,換気,隔離対策,消毒など出来うる限りの対策を嵩じつつ診療を行っております。循環器疾患,脳血管疾患,内分泌疾患,悪性腫瘍など多くの病気について,検査や治療が必要な状態でも受診を先延ばしにしている方もおられるかと思います.感染対策をしっかり行って診療しておりますので,病状が悪化する前に受診することをお勧めします。
私達は,これからも磯子区内の唯一の総合病院として,急性期医療と回復期・慢性期の部分も含めて広く対応し,地域医療に貢献できるように,職員一丸となって努力して参ります。地域住民の方々に信頼され,質の良い医療を提供することが私達の行動目標です。
病院長 赤池 信