医療法人社団康心会 康心会汐見台病院は、ふれあいグループの病院です。

医療法人社団康心会 康心会汐見台病院

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病院紹介

ご挨拶

 令和7年3月1日付で、赤池 信先生の後任として康心会汐見台病院の院長に就任いたしました佐藤 康弘と申します。どうぞよろしくお願いいたします。2月までは同じふれあいグループの茅ヶ崎中央病院に勤務をしておりました。私は1982年に東京医科歯科大学(現 東京科学大学)を卒業し、大学の第二内科に入局しましたが、2年間の内科研修を終了後に循環器内科を専門といたしました。今まで、横須賀共済病院、とりで総合医療センター、武蔵野赤十字病院、三島社会保険病院、災害医療センター、平塚共済病院と、主に、東京や神奈川の病院で勤めて参りました。縁あって2023年4月に康心会茅ヶ崎中央病院で勤務を開始し、本年3月にこちらに異動となりました。

 さて当院は汐見台団地ができた1963年に開設された診療所から出発し、その後、神奈川県医師会が病院運営を行った県立汐見台病院を経て、2016年に康心会に経営母体が移譲され今日にいたっております。赤池先生は移譲以来 当院の院長として陣頭指揮をなされてきており、患者さんがほっとして、安心できる病院つくりをされてこられました。私は着任して日も浅く、まだ、周辺の状況が良くはわかっていませんが、これだけの大規模な住宅、マンションに囲まれた土地にある当院に課せられた使命は、地域の方々にとってのラストリゾート(頼みの綱)でないといけないということだと思います。現在、225床の入院病棟は一般、回復期リハビリ、障害者病棟ですが、一般病棟は産婦人科病棟、内科系病棟、外科系病棟となっています。産婦人科は昨今の少子化の影響で分娩件数が減少はしていますが、さまざまな工夫をこらして分娩件数を確保していきたいと思っています。また、社会の高齢化と合わせて、整形外科疾患、内科疾患が増えており、こちらの診療および救急医療の充実を図ってまいります。

 診療の充実は病院経営の根幹をなすところですが、これは医師の力だけで成就するものではありません。すべての病院スタッフが能動的にかかわり、より良いチーム医療を実践して初めて成立するものであると考えております。私自身は上述したように循環器内科が専門ではありますが、救急診療の初期対応に関するシミュレーショントレーニングのインストラクターやディレクターの資格を有しており、現在も活動をしております。この教育トレーニングは医療関係者が機動的なチームの一員として患者急変に対応できるよう訓練をすることが目的ですが、その教育効果においてより大切なことはシミュレーショントレーニングを通して、メンバーが良いチームを構築することがいかに重要であるかということを実感してもらうことにあります。実際、バラバラなチームでは雰囲気も悪く、患者様にも良い臨床転帰をもたらすことができません。インストラクターとして活動していると、トレーニングを通して、メンバーがだんだんコミュニケーションを取り、良いチームを作り上げていくことを実感いたします。こういった良い医療チームが病院内に構築できれば、活力のある理想的な病院になっていくと思います。この良いチーム作りにはそれぞれの仕事の専門性を高めるとともに患者様はもちろんチームを構成するメンバーへの相互尊重、相手を思いやる心が必要です。ふれあいの理念 “人を尊び、命を尊び、個を敬愛する”を実践するために、病院長として微力ながらも全力を注ぐ所存でございます。なにとぞよろしくお願いいたします。

2025年3月吉日

康心会 汐見台病院 病院長 佐藤 康弘

佐藤康弘[写真]
佐藤 康弘さとう やすひろ
院長
専門

循環器内科(虚血性心疾患、インターベンション治療)

出身大学

東京医科歯科大学

資格
  • 医学博士
  • 総合内科専門医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本心血管インターベンション学会名誉専門医
  • JMECC(内科救急シミュレーションコース)ディレクター
  • ICLSディレクター
  • ACLSリードインストラクター
  • BLSリードインストラクター
医師コメント

1982年に東京医科歯科大学を卒業し、長野県北信総合病院で内科の研修を行い、その後、専門を循環器とし、横須賀共済病院、とりで総合医療センター、三島社会保険病院、災害医療センター、平塚共済病院で勤務いたしました。循環器の中でも虚血性心疾患、心血管インターベンション(カテーテル治療)、心不全治療を主に行ってきましたが、それ以外にも、医学教育トレーニング(救急初期診療など)や医療安全などにも積極的に関わってきました。今後もチーム医療の実践をこころがけてまいります。